2016年度新事業『学生DASH村』について

この度、私たち福島大学災害ボランティアセンターでは、2016年度の新事業として『学生DASH村』を開始します。

この企画についての概要は下記のようになります。

 

 

【趣旨】

 田村市都路地区では、「東日本大震災」の原発事故の影響を受け、避難を余儀なくされました。その後平成26年度4月に避難指示が解除され、地区への帰還が実現しましたが、平成28年度現在で約70%の帰還率となっています(実質はもう少し少なくなります)。帰還後は、人口の減少と相まって、地区の高齢化も進んでいます。その中で元気に暮らす高齢者とともに、コミュニティの賑わいだけでも取り戻したいとの声にこたえていきたいと思います。ふるさとに戻り年を重ねた都路地区の人々と「80になっても夢とロマンを」を掲げて、学生を介したコミュニティづくりを進めたいと思います。

 

【目的】

①田村市都路地区(岩井沢地区)の人賑わいづくりを創出する

 ・福島大学学生の地域往来

 ・都路地区外からの人の呼び込み

 ・村づくりのための専門家の関与

 

②都路地区の方々との交流を深める

 ・高齢者とともにした世代間交流

 

③都路地区の方々の主体的な暮らしへの一助

 ・「80になっても夢とロマンを」「いきがいづくり」

 

④都路地区をフィールドラーニングの拠点の一つに

 ・学生にとってのフィールドラーニング

 ・外部の人々にとってのフィールドラーニング(田村市のグリーンツーリズム)

 

⑤お世話いただく都路地区の方々に感謝する

 

【拠点場所】

 田村市都路地区岩井沢

 ※住民の土地をお借りした、共同作業場所とします

 

【事業期間】

 当面5年間を約束期間とします。(貸主との合意により)

【活動イメージ】

 お借りした土地を利用し、学生らが提供した「田舎生活」のアイディアを形にしていく。もちろんその際は、貸主や岩井沢地区の方々のイメージともすり合わせ、助言を得ながら進めます。

 活動は、いつまでに○○を完成させるというタスクゴール(結果重視)を持たずに、できるところから始めて、月日を振り返れば○○ができていたというプロセスゴール(過程重視)で進めます。

 そして何よりも大切にしていきたいことは、地元の人々の協力によって、村づくりを進めることです。何分素人作業を続けることになりますので、地域の方々の知恵と技術と労力もいただきながら、一緒に進めるというイメージを大切にします。地域の方々は「学生DASH村」の師匠となります。

 

《当面の取り組み》

①畑の再耕作→作付け

 土地の一角を使用し、まずは初心者の学生でも耕作可能な品種を選定し、野菜作りをしたいと思います。  例)えごま、トウモロコシ、なす、枝豆 など

 猪などの獣害を避けるため、電柵の設置の必要性も考えなければならないでしょう。

②水源の整地

 敷地内に湧水地があります。そこから、耕作地への水利を図るため、湧水地周辺の整地をし、通水路を作ってみます。

③チェンバーハウスの建築 ※チェンバーハウス=寝室だけの小屋

 寝泊りだけができるような小屋を2棟作ってみたいと思います。材料は購入もあるでしょうが、できる限り廃材を使用して手作り感満載のチェンバーハウスができればと思います。

 ※一定以上の大きさがあったり、基礎工事を施すと固定資産税が土地所有者にかかってきますので、税法などの点を確認しながら進めます。(外見上はあくまでも農作業小屋)

④電源の確保

 当面は発電機等を利用しなければなりませんが、作業電力が確保できる太陽光発電を導入する方向を考えていきたいと思います。

 

《将来的なアイディアイメージ》・・・可能性として

・チェンバーハウスの機能性を高めたい

・風呂を作ってみよう

・耕作品種を増やしたい、広範囲にしたい

・果実木を栽培したい

・花弁栽培をしたい

・収穫物から加工品を作りたい

・鶏、ヤギ飼育したい

・地域の人と楽しめる居酒屋活動をしたい

・炭焼きしたい

・陶芸をしたい                            ・・・etc

 

※上記のものをやるということで列記したのではありません。いろいろ状況・能力に合わせてアイディアを出し合いましょう

 

《学生DASH村でやれる活動イメージ》

・農作業・畜育活動

・建築・土木作業

・地域の人たちとの交流活動

・野営(テント泊)

・作物の宅配

・川遊び

・ミニ運動会

・芋煮会・花見会

・歳時記

 

※上記のものをやるということで列記したわけではありません。地域の人々と一緒になったり、学生がお邪魔したり、外部の人を呼び込んだり、子どもからお年寄りが一緒になったり、いろいろとアイディアを出し合いましょう。

 

《地区のみなさんとの交流活動》

 この事業は、都路地区の賑わいを創り出す事業でもあります。学生DASH村を通じて、普段から住民交流も大切な活動の柱と位置付けます。

・地区サロンへの参加

・地区事業への協力

・都路地区イベントへの参加・協力

・田村市復興応援隊の農作業への参加・協働

 

《田村市および都路地区の地域活性化》

 学生DASH村が成長する過程で、農村体験(グリーンツーリズム)の拠点となるよう、団体や企業や行政との協調活動も行います。

 

 

【アドバイザーと協調】

①岩井沢の方々

 ・土地所有者、土地の管理者

 ・地区の達人

 ・地区の人々すべて

 

②福島大学以外の大学生

 ・土木、建築、電気、生物、農業、家政、地域振興等々、様々な勉強をしている他大学

  学生たちとの賛同者も広げていきたいと思います。

 

③学生以外の専門家

 ・各種専門家(大学教員、実務技術者[建築士や大工、土木技工士など]、企業、野外活

  動インストラクター、田舎暮らしの達人など)も助言者として広げていきたいと思い

  ます。

 

【災害ボランティアセンターの体制と渉外活動】

 「学生DASH村」のディレクター2名を置きます(固定)。その2名を含めコアメンバーを5名程度募ります。活動のマネジメントはコアメンバーを主としながら、活動参加者を登録メンバーから募ります。

 その他、情報宣伝活動を徐々に行いながら、外部者(首都圏など)の参加者・協力者を呼び込みます。(学生DASH村村民)

 

【経費】

 福島大災ボラで、外部資金等での資金を調達します(初年度[平成28年度]はすでに計上済み)。でも、できる限りお金をかけない、あるものを使うという精神で物資調達を行い、活動を賄います。

 

【構想の具体化】

 敷地活用のコンテや、チェンバーハウスの設計、作付け計画、土木設計は住民や専門家を交えて具体化します。

 

【課題】

 学生DASH村の運営は、学生が常駐ということは現在では困難です。地区の人々に協力を仰ぐのが現状です。地区の方々に普段の見守りをお願いしたいと考えています。災ボラとしても活動企画にかかわらず定期的な管理・見回りは実施することとします。(不定期訪問は随時誰でも)

 

【その他】

 住民意向の尊重をベースにしながらも、その他法制、行政手続き・環境配慮・安全配慮(食物検品含め)への注意も必要です。

 

【パートナー】

 ・田村市復興応援隊

 ・ふくしま連携復興センター

【企画問い合わせ】

●問い合わせ先:福島大学災害ボランティアセンター 企画担当:後藤誠智、畠山幸一

        HPアドレス  http://fukudai-volunteer-center.jimdo.com/

                       e-mail             fukudai_volunteer@hotmail.co.jp